言語化出来ない感情を言葉にしたい
言葉を紡いでいくなかで、何度も己の奥底に仕舞い込んでいた感情とにらめっこをして、何度も迷子のわたしを見つけ出す作業を繰り返していると、だんだんとその当時言語化出来なかったものが解かれていく感覚がある。
わたしはそれが好きで幾度となく感情の糸を巡らせ続けているけど、探せば探すほど溢れ出てくる極彩色の感情の粒たちに出逢えて、わたしは本当に幸せだ。
わたしは声に出して喋るのが苦手だし、自分の外見や声も好きじゃない。だからこうして思ったことを文字に変換して飛ばしてゆけるというのはとても便利だなぁと思うし、誰かが紡いだ感情の糸を受け取って読み解いていくのがすごく楽しい。
感情を言葉に乗せるのは時にはすごく難しいことでもあって、これはわたしが常々言ってることでもあるけれど、どんなに書き手がAだと思って書いても受け手が10人中10人Bだと思えばそれはBにしかならないのだ。
時には書き手と受け手の解釈違いによって棘が生まれてしまうかもしれないけど、それをまたひとつひとつ丁寧に取り除いていけるのも言葉の力だと思っている。
まだ、目指すべきが何者なのか見えていないけど、やっぱりわたしにはこれしかないな、と常々思う。
いつか書店などでわたしの名前が皆さまの目に留まる日が来ることを願ってやまないですね。