lemonの掃き溜め

日々の生活や考え事、妄想などをただ綴ってるだけ。

意志の弱さ

私は人と関わるのが苦手だ。

どうしようもなく、下手くそなのだ。

いくらネタであろうと人の欠点の言い過ぎは良くないが、衝動的に発してしまう。

気づくのはいつも言葉を放った後で、傷つけてしまったんじゃないか、怒らせてしまったんじゃないか、でも今さら謝ると返って気を遣わせてしまうんじゃないか、などなど…。

なんでもかんでも衝動的に行動してしまうのをやめたい。でもやめられない。

自分がADHDである、ということも、受け手にとっては言い訳にしか聞こえないだろう。

コンプレックスを指摘される苦しみは痛いほど分かっているはずなのに、気を抜くとすぐこうだ。

自分はなんて最低な奴なんだろうと思う。

今こうしてフリースクールへ通い、毎日笑って過ごすことが出来ているのも周りのみんなが優しいだけで、本当は嫌な思いをさせているんじゃないか、存在してるだけで迷惑なんじゃないか、そんな思いが消えない。

在籍校では少なくともそうだった。

私が居るだけで空気が悪くなり、休み時間など人が少ない時に教室に入ると、みんなそれとなく教室を出て行く。

それを横目に、気にしてないフリをして絵を描いていた。

1人で過ごすことも、友達が少ないことも、あまり人に好かれていないのも大した苦痛ではなかったが、″私が存在していることによって迷惑を掛けている″という事実は苦しくて堪らなかった。

これを言うと悲劇のヒロインを演じているだとか、良い子ちゃんぶってるだとか、そういうように聞こえるかもしれないが、当時は本気で苦しいのも悲しいのも自分だけで良い、みんなには楽しく笑って過ごしてほしい、そう思っていたし、今も思っている。

だから合唱コンだったり、そういう学校行事の前に意気込みを一言みんなの前で1人ずつ発表する、みたいな時は、常に「みんなに迷惑を掛けないように頑張りたいです。」と言っていた。

昔からそうなのだ。

大人数の輪の中に入れば、だいたい微妙な雰囲気になる。

自分でも私は理屈っぽくて面倒な人間だということは理解しているし、こんな人間は万人受けしないだろう。

迷惑な存在は迷惑な存在なりに控えめに生きてるつもりなのだが、それでも人と合わせることが出来ずいつも悪目立ちする。

今はたまたま恵まれた環境に居るだけで、将来社会に出たらまた同じことの繰り返しなんじゃないかと思うと、怖くて堪らない。

自分が怖い。無意識のうちに人を傷つけてしまうのも、嫌な気分にさせてしまうのも、もう嫌なのだ。

ただ大人しいだけの無害な存在ならそれでも構わないが、私は大人しくしてるつもりなのに悪目立ちする、無意識のうちに人を嫌な気分にさせてしまう有害な存在なのだ。

それが耐えられなかった。

プラスになれなくともゼロなら良かったものを、私はそれすら出来ず常にマイナスだった。

自分を好きになりたいのに、どうしたって嫌いになる。

だから今いる片手で数えられる程度の数少ない友人たちには、本当に頭が上がらない。

どうして私を受け入れてくれるのかは分からないが、それでも私という存在を肯定してくれる。その事実だけで充分だった。

だからこそ、そういった友人がいない場での言動が緩んでしまう。

もしかしたらまた友人たちのように私を受け入れてくれる人が居るかもしれない、なんて、都合の良い夢でも見ているのだろうか。

とことん自分は馬鹿なんだな、と落胆する。

 

私は幼い頃から「我が道行く」と言った感じで、良く言えば芯のある、悪く言えば人と合わせられない子供だった。

それは今でも同じで、「他人の為に自分の信念を曲げるなんてそんなの許せない」という自分が居る。

嫌われてしまうのも無理はない。

私は周りにとって都合の悪い人間なのだ。

それは長所でもあり、時に短所でもある。

いや、むしろ現代社会を生きる上では短所でしかないのだろう。

そういった意味でも、普通になりたい、と思う。

 

話題を変えよう。

前回の記事で「最近リス禁(リストカット禁止)を始めた」などという旨を伝えたと思うが、約2〜3週間のリス禁は一昨日見事に失敗へと終わった。

気づけば剃刀を手にしていて、頭では「切ってはいけない」と警告音が鳴り響いているのに、ふと我に返った時には既に血が滲んでいた。

「なんて意志が弱いのだろう」と思う反面、ずっと我慢していたからすごくホッとしたし、胸の奥の不安感が軽くなった気がした。

季節はあっという間に巡り、きっとすぐに春が訪れ夏になるだろう。

半袖になるのも時間の問題だ。

そろそろやめられるようにしなければ夏場困るのは自分だし、最近書き始めた医者に見せる用の日記にもきちんと自傷行為や精神状態のことなどを記録するようにしている。

今までリスカしていたことは医者には黙っていたが、このままではズタボロのバーコードと化した手首を公共の場に晒す羽目になってしまう。

特に志望校は私服登校だし、バイトなんぞ始めたら、それこそ接客業なんかやっててバーコード手首なんて洒落にならない。

正直に報告して、きちんとやめられるようにしたい。

もう、逃げてばかりではいけないのだ。

一時的に目を背けていた現実も、いつかはこちらを覗き込んでくる。

だからきちんと向き合わなければならないのだ。

もう二度と自分を殺すことがないように。

 

 

では、また次回。